みなさんはポルトガルというと何を思い浮かべますか?日本ではまだまだ認知度の低い国なので、ポルトガルってどこにある国?何があるの?疑問に聞かれてしまうことも多いのではないでしょうか。しかし実はポルトガルは、日本ととっても所縁の深いヨーロッパの国の一つなのです!今回の記事では、そんな日本とポルトガルの歴史的な関係についてご紹介していきたいと思います。 日本とポルトガルの歴史①:始まりは16世紀 16世紀、ヨーロッパは大航海時代と呼ばれる時代でした。それ以前のヨーロッパは、周辺地域への地理認識はあったものの、中国や日本などの東アジア地域は、過去に旅をした人々の記録に基づきイメージを膨らませることしかできませんでした。そのため、中世では多くの人々が、アジア地域には不思議な身体的特徴を持つ「人間」や動物が住んでいると考えているほどでした。また、この時代にはまだアメリカ大陸の存在はヨーロッパ諸国には認識されていませんでした。 それらの、ヨーロッパ人にとって「未開」の地を「発見」しようという試みが興隆したのが、この大航海時代です。とくにポルトガルとスペインは当時、航海技術に長け、積極的にアジアやアメリ…
ヨーロッパ旅行の観光スポットといえば教会! ヨーロッパ旅行の計画を立てる際に、おそらく多くの人が旅程に組み込む教会。日本にもキリスト教の教会はありますが、まだまだ少ないので、私たちにとってはダイレクトに異国を感じさせてくれる存在ですよね。大学で西洋美術史を専攻し、趣味で100以上の教会を巡ってきた筆者が、教会見学を楽しむ方法をまとめました! (ポルトガル・リスボン大聖堂) 教会見学の注意点 まず初めに忘れてはいけないのは、教会は観光スポットである以前に、「宗教的建造物」であるということです。多くの宗教的建造物は他の人にとっては「おしゃれな建物」にしか見えていなくても、信徒にとっては重要な意味をもっています。 例えば、自分の親族の七回忌をお寺で行っているところに外国人観光客がやってきてパシャパシャ写真を撮ったり大声で話していたりしたら、不快な気持ちになりますよね。特別な儀式がなくとも、中にはお祈りを日課としている人もいます。見学をする際は、地元の人が最優先、リスペクトを持って訪れましょう。 注意点 ① 教会内では防止やサングラスは外す② 撮影可能か入り口扉の注意書きを確認する③…
以前にクラン(Klang)についてまさかのブルーモスク登場であったり、マレーシア最大級のインド人街のひとつであるということを中心に紹介しましたがもちろん見所はそれだけにとどまりません(笑)。 本来ならこちらを先に紹介するのが普通の流れでなのでしょうがリトルインディアを通り越してもはやインディアになっていることを強調したので先走ったというわけです。(インディア(笑)はここをクリックしてください!) それはさておき、前回は位置関係などをあまり確認しないままだったのでこの場を借りて整理しながら見所を紹介していきます。 クランはスランゴール州の王都クアラルンプール市(以後KL)は周囲をスランゴール(Selangor)州に囲まれており、その州の王都は今回紹介するクランになります。州都ではなく王都と言っているのは実際に州ごとにも王がいるからです。(余談ですがマレーシアには国王もいます)ですからそんな王都には当然宮殿もありますが政権運営については原則としてあまり関与しないので象徴としての存在とみていいでしょう。 そんなクランですが王都である以外にマレーシア最大級の港湾都市としても知られており、港はポートクラ…
今や旅どころか外出することすらハードルの高い日々ですが、じっと耐え忍ぶ以外に術はありません。 そこで世界史と筆者の過去の旅をテーマに、役に立つのか立たないのかよく分からないうんちく話をしたいと思います。 キーワードは「カザフスタン」と「チンギスハーンのガチギレ」です。 チンギスハーン(チンギスカン) この人物名を知らないという人は世界的にほぼ皆無に近いのではないでしょうか。 短絡的にまとめるならば統一モンゴル帝国(元王朝)の建国の父である共に短期間でユーラシア大陸の大部分を支配下に置くという驚異的な功績を持つ人物でもあります。 ただし、帝国領土が最大になるのはチンギスハーンの死後になってからですが。 このような功績から遊牧民の英雄として中央アジアを中心に尊敬を集めた他、モンゴルでは神としてあがめられています。 そんなチンギスハーンですが中央アジア攻略で背筋が冷えるような側面を見せています。 カザフスタンはどこ? 中央アジアで旧ソ連の構成国でもあったカザフスタンは北はロシア、東は中国、西はカスピ海(海とありますが実際は塩水湖です)、南はウズベキスタン、キルギスタン、トルクメニスタンに囲まれた内陸国です。内陸…
この写真はインドネシアの首都ジャカルタで撮影したものなのですがこの電車、どこかで見覚えはありませんか? 特に東京にお住まいだったかもしくは通勤されていた方ならピンとくる方が多いかも知れません。それもそのはず、この車両はもともと東京メトロ千代田線で活躍していた車両だったからです! 今回紹介するのはそんなジャカルタの「動く鉄道博物館」です。筆者はこれが目当てでジャカルタに行くことを決断しました(笑)。 ジャカルタの動く鉄道博物館-Kereta CommuterKereta Commuter Line(略称はKRL)、つまりジャカルタ市内及び郊外へと延びる通勤列車こそ今回紹介するジャカルタの動く鉄道博物館になります。 動く鉄道博物館とは言ってももちろんおんぼろなディーゼル車や蒸気機関車などが走っているということでは決してありません。強いて言うなら通勤列車専門の博物館と言った方が正しいかも知れませんが異国の地で日本でおなじみの列車に出くわすとは驚きですよね。 日本車天国ジャカルタ、何故? 日本車とは言ってもトヨタ自動車や日産自動車などの話ではありません。 ここでいう日本車とは日本で活躍した鉄道車両の方を指し…
旅。 それを想像するだけで、誰もが今やっている事の手を止めて、しばし空想の世界へと心を動かされる事でしょう。 地球の大きさを身体全体で感じ、その地球上に偶然にも動物として生まれた、ただの生命体に戻った時ー。 あなたは普段悩んでいた事や味わっていた苦しみから、解放される事でしょう。 人間とは本当に厄介な生き物で、動物として生まれた一生命体であるにも関わらず、脳を極端に発達させて生きてきました。五感で動物として生きている時は幸せなのに!脳で考え、目的や目標に向かって努力したり、他人と比較して 自分に足りない何かを補おうと、必死で頑張り続けます。その果てに、とてつもなく疲れ果ててしまう事がありませんか? 人間は、脳だけではバランスが取れません。 五感を使って動物として活動する時間もないと、本当の充足には至りません。どこかで空虚な時間が産まれてしまう。 そんな時は、、旅です!旅に出たいですね!! 大人に許された、最高の贅沢。普段頑張っている仕事も、学業も、家の切り盛り作業も全て忘れて、身軽になりたい。 時間は無くても、チャンスを待ちましょう。計画だけは、空き時間を利用して、コツコツと立てておきましょう。 いざ実行可…
毎年11月、タイ北部では、ロイクラトン祭りの時期に合わせて、コムローイと呼ばれるランタンを使用したお祭りが開かれる。 このランタンが、夜空を埋め尽くす光景は、一度見たら忘れられない光景で、”ある映画のモデル”となったことも知られている。 今回は、このコムローイ祭りについて紹介したい。 (コムローイ祭り、SHU_BKKさんによる写真ACからの写真) コムローイ祭りとは 今回、コムローイ祭りとして紹介するが、実はロイクラトン祭り(チェンマイでは、イーペン祭り)の、1行事として行われているのが、今回紹介するランタンの打ち上げ”コムローイ祭り”である。 このコムローイの打ち上げ(ロイクラトン祭りの開催)は毎年日付が変わるため注意が必要だ。 タイ国政府観光庁によれば、 毎年陰暦12月(新暦10月~11月頃)の満月の夜に行われる。タイ国政府観光庁 なお、このコムローイの打ち上げは、チェンマイ独特であり チェンマイでは、このお祭りの関連行事として開催されるコムローイ上げが有名となり、空にコムローイを放つことによって、仏陀に敬意を払うこの行事が、日本では願いを込めて放つ「コムローイ祭り」として知られています。タイ国政府観…
さて、旅に出る際にまず最初に下調べしなければならないのは、旅先の政府筋の観光省の公式ホームページです。 情報化社会の中で、空き時間に短時間で検索する事が出来る、素敵なビーチの写真や、インスタ映えする写真ばかり眺めて うっとり憧れているだけでは、自分と、同行する家族などの身の安全は守れません(^^; 「旅行会社にお任せするからいいわ~」という方もいらっしゃるでしょうが、自分で考えなければいけません。 旅行先でトラブルにあった場合、自分で説明しなければなりませんし、誰も助けてはくれません。 その訓練が、日本人は出来ていない方がとても多い気がします。自分の身は自分で守る。実はとても当たり前の事。 普段、社会のシステムに守られ過ぎている のかもしれないですね。 私が母とベルギーに旅行に行った時の事です。何故か母のスーツケースだけ出てきませんでした。 オランダでトランジットした事を思い出して、手荷物係のところに行って、英語で必死に説明しました。 そのお陰で、割と早くにオランダにスーツケースが置き去りになっている事が分かり、結局翌朝には届いたのですが、 もしあのままボーッとしていたら、探すのに夜中までかかった事でしょ…
私立の女子高校生時代、私は韓国に修学旅行に行きました。キャッチフレーズはこうでした。 「近くて遠い国~韓国」 とても真面目な仏教主義の女子高でしたし、英語教育に定評のある学校でした。 私のクラスは特に英語が得意な人が集まって構成されている英語特進クラスでしたので、毎日三時間の英語の時間が確保されていました。 韓国には姉妹校があった為、そちらを訪問して異文化交流する目的もあり、韓国の歴史を勉強してから現地を訪れる事になっていました。修学旅行の一年くらい前から、姉妹校の韓国人女子高生と文通をするプロジェクトが行われ、クラス全員で韓国の姉妹校の生徒達宛てに、英語の手紙を授業内で書いたりしていました。 外国人に手紙を出したのは、高校一年生の時に友達とトム・クルーズにファンレターを書いた時以来で(^^; 女子校は当然男子が居ないので、夢見放題なところもあり、無邪気で楽しい女子校時代でした。 しかし、修学旅行一年前から徐々に韓国の歴史を学び知るにつれ、今まで感じたことの無い重圧を感じるようになっていました。 平たく言えば日本が過去に植民地化した国に行き、その国の人々と仲良くなろう!というものです。 教科書で知る「…
豊かさとは、大きな家にエアコン完備、ふかふかのベッドに高価な調度品がある環境のことでもなく、欲しいものを持っていて何も困らない状態のことでもなく、この先何かしらの可能性や選択肢が無限にある状態のことだと解釈できるでしょう。 では、「豊かな旅」とは何でしょうか。きっちり計画がされている無駄のない旅行のことでしょうか。その土地のほとんどの観光地を制覇することができるツアーのことでしょうか。 人は生きる上で何かの選択をするたびに、"自分の選んだ道"と"選ばなかった道"に発生する「誤差」と向き合うことになります。 様々なシチュエーションに曖昧な定義で使われる「豊かさ」という言葉ですが、本当の豊かさを知ること、そして豊かさを手にいれるためのヒントは、この「誤差」という言葉にあると思います。 今回は、その「誤差」から切り口を開いていくためにも、その誤差が最も発生しやすい「旅」という行為を主体にして記事にしました。 「豊かな旅」と「そうでない旅」。 そこに存在する「誤差」が今回のテーマです。 〜旅と観光の誤差〜 普段行かない土地へ足を運ぶ時に使われる"旅"や"観光"という言葉ですが、それらを同じような意味あいで使わ…
日々の生活でもクレジットカードで決済することで、マイルをガンガン貯めている人は少なくないと思います。しかし、綺麗に使い切るのはなかなかに難しいものです。 そこで、中途半端に残ったマイルを座席のアップグレードにしませんか? 交換方法と更にお得に交換できる方法も併せてご紹介します。 JALマイルを航空券に 「陸マイラー」という言葉を耳にした事がある方が多いかと思います。これは航空会社が発行するクレジットカードを日常生活費の決済に使用することによって、マイルを貯める人たち(マイラー)の事を指します。 勿論、マイルを貯めるにあたって一番効率的なのは、飛行機に乗ることですが、誰しもが実現可能な事ではないのが現実です(時間的にも、費用的にも)。 そしてその貯まったマイルを何かに交換する場合、最も率がいいのは航空券に交換することです。もっと言うならば、国内線ではなく、国際線の航空券への交換です。上手くすると1マイル=16円にまで価値が上がります。 中途半端なマイルはこう使う さて、話が逸れました。 一言で「マイルを航空券に交換する」といえど、そう簡単に貯まってくれません。ましてや、家族の数が増えれば増える程、それに比…
飛行機に乗る場合、持ち込む手荷物にはどの様なバッグを使いますか?個人的に、使って良かったと言える2ホイルの逸品をご紹介します。 と、その前に荷物のサイズを確認しておこう 空港内で保安検査を通過する際に、機内持ち込みの荷物のサイズと個数を確認されます。 渡航先の滞在日数の長さに関係なく、機内持ち込みの手荷物サイズは一律です。具体的なサイズは以下です。 【国内線】座席数が100席以上、または【国際線】の場合『3辺の合計が115cm以内(幅55cm×高さ×40cm×奥行き25cm以内)の10kg以内』 【国内線】座席数が100席未満の場合『3辺の合計が100cm以内(幅45cm×高さ×35cm×奥行き20cm以内)の10kg以内』 これらは日本航空と全日空の規定となっています。航空会社によって若干の違いが見られますので、必ず確認しておいてください。 個数に関しては、身の回りの物が入ったカバンやその他のもの(ハンドバッグやカメラ・傘など)を除いて1つまで。因みに、空港で購入したお土産なども数に数えます。 小さなお子様連れの場合は、ベビーカーを除いてプラス1つまで。 実際に使っているのはこれ! 実際に使ってみて、…
大学四年間を無事スペイン語スペイン文学科で過ごした私は、卒業旅行に友人達とイタリアを二週間程周りました。 ローマは観光名所だらけの歴史的価値の高い街。 ヨーロッパの噴水が大好きな私は、中でも「トレヴィの泉」に行くのが本当に楽しみでした。 現在は日本でもプロジェクション・マッピングなどで噴水などもどんどん面白くなって来ましたが、そんなものが無い20年前などでも既に、ヨーロッパでは水量や勢いがどんどん変わる夜の噴水の多様なライトアップが存在しており、私の目を楽しませてくれました。荘厳なトレヴィの泉は、夜のライトアップがまたとても美しい!けれど夜のローマは益々スリが多いので、訪れる時は気を付けて下さいね。 2015年に修復を果たしているそうです。驚いたのは、小道のようなところから、そこを抜けるといきなり大迫力のトレヴィの泉が堂々とそびえているところでした!でも、泉の周りは人・人・人・・!!人だらけ。 みんなラフ過ぎるいで立ちで、足を広げて座っていました(^^; そして肝心の泉と言えば、お金だらけ...( ゚Д゚)…
女性のジプシー達は、バッグを狙って引っ張りましたが、友達が抵抗したので、壮絶なバッグの奪い合い( ゚Д゚)になりました。取られそうになったバッグを奪い返す為に、声を出せなかった友達三人がかりがバッグを守り引っ張り続けました。ジプシーのスリ集団も気が付くと女性三人になっていました!綱引き状態でらちが空かないと思った私は、横から出ていき、手でジプシー達を追いやり、とっさの事だったのでついスペイン語で「放しなさい!警察呼ぶよ!」と大声で言いました。大声でそう言われると、周囲に居た人々も気付いて、こっちを見ました。ジプシーのスリ集団は少し後ずさりして、動きが一瞬止まりました。その隙にバッグを思い切り引っ張り、見事奪い返したのです! 大切なのは、すぐに大声を出す事!言葉が間違ってたって構いません!こういう時、すぐに大声で叫ぶ事は、実はとても大切なんです。 すぐにです、すぐに!!!瞬時に!!!いきなり!!大声で!!! 相手がひるんだ隙に、逃げるなど次の行動を起こしましょう!! 助けて!泥棒!!おまわりさん捕まえて!!! 日本人は我慢・忍耐の中でコツコツ努力をする面で精神性は優れているのに、普段から自分を押し…